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重突撃臼砲シュツルムティーガー

本車はティーガーTをベースとする唯一の自走砲であり、沿岸防御用としてラインメタル社で開発が進められていた38cmロケット推進臼砲"562機材"を海軍が自走化することを要求してこたことが、開発の始まりである。
陸軍はこのことに目をつけ、この砲を管理下においたうえでアルケット社へ開発を指示した。
巨大なこの砲を搭載する車台としては、元から数の少ないティーガーTをおいて他は無く、すぐに出来上がった設計案はヒトラーに提出され、月産10輌の生産を指示されたが、これに真っ向から異を唱えたのがグデーリアン将軍である。
ただでさえ貴重な戦車を、用法も効果も不透明な自走砲にしてしまうのは、機甲戦力の減少でしかないという正論であり、これにはヒトラーも同意し、アルケット社での一輌の試作後、44年に前線からひきあげてきた車輌12台を用いて改造を行う運びとなった。
生産第一号は44年9/15に完成し、同年12月までに18輌が完成した。
完成した車輌は、前面において150mmと強力な装甲が施され、戦闘重量は65tにも達しており、対応策として多くが鋼製転輪に換装されていた。
主砲の38cmロケット砲は弾底のベンチュリー・ホールからのロケットの噴射で弾体に回転をもたらす構造となっており、重量345kgの砲弾を6km先へと送り込む能力があった。
ロケット弾を使用するため、発射時の衝撃は少なかったが、推進薬を含め砲弾が巨大だったため、14発しか車内に携行できず、戦闘室上部には砲弾搭載用に折り畳み式の人力クレーンが装備されている。
実戦初参加は1944年晩夏、ワルシャワでのことである。
なお、本車の正式名称は"突撃臼砲ティーガー"であるが、シュツルム(突撃)ティーガーと略されて呼称されている。


突撃臼砲ティーガー・性能諸元
重量:65t
全長:6.28m
最高速度:40km/h
主砲:38cmロケット推進臼砲StuM RW61
装甲:最大150mm


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